1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:45:53.21 ID:1kJ6mL4r0


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#1 『釈然としない』

某日 夕刻 都内某所ファミレス

美希「……」ペラリ

「……」チュゴゴゴ

貴音「……」モグモグ

「……あのさ」

美希「何? ついに今日のトークテーマ発表?」

「いや、そういうわけじゃないんだけど……」




1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:45:53.21 ID:1kJ6mL4r0

「……こほん」

「これっくらいのっ♪ おべんとばっこにっ♪」サッ サッ

「……って曲あるでしょ?」

美希「うん、急にどうしたの? フリまでつけて」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:47:58.37 ID:1kJ6mL4r0

「あれの続きの歌詞知ってる?」

美希「もちろん。おにぎり、おにぎり、ちょいと詰めて♪」

「あれ……ホントは『おにぎりを握り、ちょいと詰めて』らしいぞ」

美希「…………」

「…………」

貴音「……ということは、おにぎりは二つではなく一つだけだったと……」

「うん……」

美希「…………」




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:49:46.87 ID:1kJ6mL4r0

貴音「」モグモグモグ

美希「そういえば、その歌で一つ気になることがあるの」

「何?」

美希「……こほん」

美希「にんじんさんっ♪ さっくらんぼさんっ♪ しいたけさんっ♪ 
   ごぼーうさんっ♪」

「あなーのあいた、れんこんさんっ♪」

貴音「筋の通った蕗」

美希「……」

「……」

美希「……何でふきだけ呼び捨てなんだろうね」




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:52:32.13 ID:1kJ6mL4r0

美希「ミキがふきだったら抗議物なの」

「確かに、釈然としないね」

美希「すじーのとおったふーきーさんっ♪」

「ああ、なんか語呂悪い……」

美希「そもそもふきがどんな食べ物なのか、ミキ知らないけど」

「……」

貴音「……私もその歌で気になることがあります」モグモグ




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:54:58.99 ID:1kJ6mL4r0

美希「お、なになに? この際だからみんなでお弁当の歌を追究するの」

貴音「人参、さくらんぼ、椎茸、牛蒡、蓮根、蕗……」

貴音「ご飯のおかずになりそうなものが見当たらないのですが」

「……」

美希「……」

「人参……かな」

美希「でもその人参がグラッセだったら?」

「お米は進まないな……」




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:57:58.76 ID:1kJ6mL4r0

「次点で椎茸」

美希「ないの。あり得ないの」

「……美希、きのこ嫌いだっけ?」

美希「嫌いじゃないけど……ご飯のお供としてはどうかなって」

「……貴音はどう思う?」

貴音「おにぎりの中に別の具が入っていた説を推します」

美希「……」

「ああ……」



#1 END




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/27(金) 23:59:17.02 ID:1kJ6mL4r0

…………

美希「おにぎりって何でおにぎりっていうのかな?」

「握ってるからじゃない?」

美希「じゃあおむすびは?」

「……結んでるからじゃない?」

美希「何を?」

「……」

貴音「……海苔を」

美希「…………」

「……」

…………

………






19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:02:14.25 ID:MB9Yxo8o0

#2 『ツッコミ二人なのか』

某日 夕刻 都内某所ファミレス

貴音「」モグモグモグ

美希「……今週どうだった?」

「レッスンだけ」

美希「だよねー」

「黒井社長ってば、選ぶ仕事に変なこだわりがあるんだもん……
  自分は色んなことにチャレンジしてみたい、っていつも言ってるのに」

美希「ミキ的には、適度な忙しさの方がいいけど」

「1日仕事したら2日休まないと熱出ちゃうもんね、美希」

貴音「学校は……いえ、なんでもありません」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:04:50.45 ID:MB9Yxo8o0

美希「色んなお仕事かぁ……」

美希「お笑いって……どうなのかな?」

「!?」

美希「例えばだよ? 例えばの話。
   やっぱりテレビに出るにしても、チョロそうな分野から攻めたいの」

「世のお笑い芸人に聞かれたら怒られるぞ……」

「それに、お笑いブームは大分前に終わっちゃったんじゃないかな? 
  今更な感じがあるぞ……」

貴音「それこそ、黒井社長が許してくれないのでは……」

美希「だから今、ちょっと三人でシミュレーションしてみようよ」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:07:22.61 ID:MB9Yxo8o0

美希「まず響がツッコミは確定でしょ?」

「うん、なんとなくわかる。この三人だもんね」

美希「で、美希もツッコミで……」

「ツッコミ二人なのか!?」

美希「一応プロジェクトフェアリーのリーダーだし。
   リーダーがボケてちゃ締まらないの」

「うーん、ボケ一人にツッコミ二人は前衛的過ぎないか? 
  貴音袋叩きだぞ」

貴音「待ってください」

美希「?」

貴音「ならば私もツッコミがやりたいです」




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:11:15.46 ID:MB9Yxo8o0

「いやいや……この中で一番ツッコミに向いてないの貴音だぞ」

貴音「しかし仲間外れはイヤです」

「あ、そういう理由なんだ」

美希「じゃあ貴音ツッコミ、響ボケにするの」

「自分は譲らないんだな……」

貴音「待ってください」

美希「?」

貴音「響を仲間外れにするのもイヤです」

「……」

美希「……」




29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:13:54.81 ID:MB9Yxo8o0

美希「……じゃあ、仕方ないからミキがボケで」

貴音「美希を仲間外れにするのもイヤです」

「……」

美希「……」

美希「えっと……じゃあ……」

美希「お笑いは……無理ってことで」

「そうだな……」

貴音「ええ……」モグモグモグ


#2 END




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:16:02.42 ID:MB9Yxo8o0

…………

「美希、お笑い好きなのか?」

美希「全然」

「えー……」

美希「貴音はお笑い興味ないの?」

貴音「先月トークライブなるものの観覧に行ってきました」

「えー……」

…………

……






34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:19:10.32 ID:MB9Yxo8o0

#3 『胃液か何か?』

某日 夕刻 都内某所ファミレス

美希「ねえ、このファミレスさ……なんでこんなお客さん少ないのかな?」

「日曜夕方なのになー。いや、だからなのかな?」

美希「うーん……」

「? 何か不満なのか?」

美希「……ミキ達さ、毎週ここに集まってるでしょ?」

「うん。しかも毎回3人で毎回同じ席に」

美希「少しくらい騒がれてもいいんじゃない?」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:22:04.95 ID:MB9Yxo8o0

「……まあ、仮にもアイドルだもんね」

美希「やっぱ足りないのかなー」

「何が?」

美希「オーラ」

「……」

貴音「オーラ……とは何なのですか?」

「食いつかなくていいぞ貴音」




37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:25:17.01 ID:MB9Yxo8o0

美希「芸能人的な雰囲気? みたいな」

貴音「雰囲気……」

「いや、オーラも何もまず知名度の問題だと思うんだけど……」

美希「響、何事もまず形から入ることって大事だと思うな」

貴音「今良いこと言いましたね、美希」

「あ……うん」




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:29:17.78 ID:MB9Yxo8o0

貴音「ということは、芸能人っぽく振る舞っていれば自ずと人は集まってくる……と」

美希「そうすればこのお店にお客さんも集まって、あわよくば店長さんから
   何かしらのお礼がもらえるかも……」

貴音「『こちら当店のフリーパスでございます! 
   全てのメニュー、いつでも食べ放題です!』」

美希「『ようこそおいでくださいました星井様。奥のVIPルームへどうぞ。
   ごゆるりとお休みになってください』」

「ファミレスだよねここ」




42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:31:47.33 ID:MB9Yxo8o0

美希「夢が広がるね……あ、店員さーん、おかかおにぎり一つ」

店員「はいただいまー!」

貴音「ではちょっと出してみましょう、オーラ」ワクワク

「オーラってそんな軽々しく出るものなのか?」

美希「まあ美希たちならスッと出せるんじゃないかな」

「その自信はどこから……?」

美希「じゃあちょっと各々出そうとしてみて」




45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:34:38.12 ID:MB9Yxo8o0

美希「………」

貴音「………」

「………」

店員「おかかおにぎりお待たせしましたー」

美希「わーい」

貴音「………」

「………」

美希「………」チラッ




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:37:23.20 ID:MB9Yxo8o0

「……ねえ、何かむなしくなってきた……」

貴音「来てます……!」

美希「!?」

「えー……」

貴音「今、食道のあたりまで来てます、オーラ」

「吐きそうなの? 胃液か何か?」




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:40:03.41 ID:MB9Yxo8o0

美希「…………」

美希「ねえ、貴音。窓の外に空飛ぶラーメン屋さんの群れがいるの」

「!?」

貴音「…………」

美希「先頭は博多とんこつなの、貴音」

貴音「…………」プルプル

美希「塩ラーメン屋さんだけ低空飛行なの、貴音。見てみて」

貴音「……何故集中の邪魔をするのです、美希!」バンッ

美希「だって! なんか貴音だけオーラ出しちゃいそうでヤなの! 
   三人で一緒に出さなきゃ意味ないの!」

「…………」




50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:43:02.41 ID:MB9Yxo8o0

貴音「おかかおにぎりが運ばれて来たときに一度集中を切らしたでしょう! 
   あれが無ければオーラがすぐそこまで来ていたかもしれないのに!」

美希「あ、あれは……あれは店員さんが悪いの! 美希悪くないもん!」

「……」

貴音「だいたいなんですか空飛ぶラーメン屋というのは! 
   気を引く嘘にしても不可解すぎます!」

美希「とか言いながらちらちら窓の外を確認してたのは誰なの!」

ギャーギャー

「……ドリンクバー行ってくるけど、何かいる?」

美希「キャラメルマキアート」

貴音「烏龍茶をお願いします」

「……」


#3 END




52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:47:05.95 ID:MB9Yxo8o0

…………

美希「やっぱ……事務所的には黒いオーラ出しといた方がいいのかな」モグモグ

「あんまり出したくないなぁ」

貴音「具体的にはどのような感じなのでしょう」

「ちっ……今日も765プロと一緒なんだ……
  あーあ、さっさと潰れてくれないかなー、あの弱小事務所」ファサッ

美希「……」

貴音「……」

「どん引きしないでよ……」

……………

………






54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:49:54.76 ID:MB9Yxo8o0

#4 『おもむろに水着に着替えた彼は』

某日 夕刻 都内某所ファミレス

美希「……」ペラリ

「……」チュー

貴音「……」モグモグ

美希「……あなたはある帝国の王様です」

「……」

美希「明日はあなたのバースデー。
   さて、あなたは何色の服を着ていきますか?」

「心理テスト?」

美希「うん」




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:53:01.73 ID:MB9Yxo8o0

貴音「インカ帝国ですか?」

美希「『帝国は問いません』」

「んー……水色かな……」

美希「水色……水色……」ペラリ ペラリ

美希「……」

美希「あなたは……『水色の服が好きなタイプ』!」

「……」

貴音「……」




60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:55:49.99 ID:MB9Yxo8o0

美希「貴音は?」

貴音「赤ですね」

美希「赤……赤……」ペラリ ペラリ

美希「……」

美希「あなたは……『赤色の服が好きなタイプ』!」

「……」

貴音「……」




63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 00:59:00.09 ID:MB9Yxo8o0

美希「……」ペラリ

「……」チュー

貴音「……」モグモグ

美希「……ある山深い森の中で」

「うん」

美希「水着姿の男性の死体が発見されました」

「!?」

美希「歩いていけるような距離に湖や海はありません。
   さて、男性の身に何が起こったのでしょう?」

「えっ、心理テストじゃないのか?」

美希「推理クイズだよ」




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:02:12.16 ID:MB9Yxo8o0

美希「一応、はいかいいえか関係ありませんで答えられる質問には答えるけど」

貴音「恐らく……男性は昆虫採集に来ていたのでしょう。
   山奥でおもむろに水着に着替えた彼は……」

美希「ぶぶー」

貴音「!? そうですか……」

「いや、貴音の推理の続きが気になるんだけど」

美希「一応聞こうか」

貴音「カブトムシをおびき寄せるため全身に蜂蜜を塗りたくった彼は
   甘い香りに包まれ、その幸せのまま……」

「……えっ、死んだの?」




66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:05:19.08 ID:MB9Yxo8o0

美希「あー、発想としては悪くないの」

「悪くないんだ!?」

貴音「ではアレです。
   キノコ狩りに来た男性はおもむろに水着に着替えると……」

「おもむろに水着に着替えすぎだぞ、その人」

貴音「では何故男性は水着姿だったのですか!?」

「だからそれを考える問題なんだよ」




69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:08:16.07 ID:MB9Yxo8o0

貴音「誰かに服を脱がされた……
   いや、もしや肉体美を競うコンテストが夜な夜な山で……」

美希「……ねえ」

「なんで夜なのさ……貴音は考え方がアブノーマルすぎるぞ」

美希「ねえ」

「?」

美希「飽きたから止めようか、このクイズ」

「えー……」


#4 END




72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:09:53.25 ID:MB9Yxo8o0

…………

美希「心理テストって当てにならないよね」

貴音「私はあまり馴染みがないのでわかりませんが……」

美希「寝付きと目覚めの悪さでなんでおすすめの恋愛テクがわかるのってハナシ」

「でもさっきのテストは当たってると思うぞ」

美希「そうなの?」

「うん。まんまだったもん」

美希「へー……」ペラリ

「……」

……………

………






75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:13:04.09 ID:MB9Yxo8o0

#5 『……飲みます』

美希「……」ソワソワ

「……」ズズッ

美希「……」イジイジ

貴音「……」モグモグ

美希「……はぁ」

貴音「美希……気持ちはわかりますがそんなにしょげていても仕方ありません」

「そうだぞ? 
  たまたまドリンクバーのキャラメルシロップが切れてたからって
  そんなに落ち込まなくても……」




76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:15:38.68 ID:MB9Yxo8o0

美希「うん……でも……今日はキャラメルマキアートおあずけなの……」

「ほ、ほら! カフェラテ取ってきてあげようか?」

美希「いいの……カフェラテなんてキャラメルのないキャラメルマキアートなの……」

「まあそうだろうけど……たまには別の飲み物で我慢したらどう?」

美希「……じゃあドリンク混ぜたりしてもいい?」

貴音「いけません、美希」




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:18:38.34 ID:MB9Yxo8o0

貴音「食べ物や飲み物で遊ぶなど言語道断」

美希「ほらー、貴音が許してくれないんだもん」

「ぶー、別に遊ぶわけじゃないぞー」

貴音「……一つだけ約束してくれるなら、許可します」

美希「なになに?」

貴音「作った飲み物は全て飲みきること、です」

美希「あいまむ!」




80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:20:29.89 ID:MB9Yxo8o0

☆1品目

貴音「この白濁した薄茶色の飲み物は?」

美希「美希ブレンドなの!」

「色が……汚いな」

美希「バッサリ言わないで欲しいの」

貴音「匂いは……悪くありませんね」クンクン

美希「別にとんでもないものを作る企画じゃないからね? 
   フツーに美味しいと思うよ?」




84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:22:24.80 ID:MB9Yxo8o0

「じゃあ一口だけ……」グビッ

貴音「私も……」グビッ

美希「……」グビッ

「うん。普通に美味しい」

美希「でしょ? オレンジジュースとカルピスソーダとレモンスカッシュだよ」

貴音「なるほど。美味しくなくなる道理はありませんね」




85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:25:09.67 ID:MB9Yxo8o0

☆2品目

「はい、じゃあ次は自分ね」スッ

貴音「濁っていますね」

美希「汚いね」

「み、見た目はこの際気にしない!」

美希「美希のは汚いって言った癖にー」

「味は保証するから!」




86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:27:51.51 ID:MB9Yxo8o0

貴音「……」グビッ

美希「……」グビッ

「……」ドキドキ

美希「……美味しい!」

貴音「ええ、これはなかなか」

「そう? オレンジジュースとアップルティーを2:8くらいで混ぜてみたんだ」

美希「あー、オレンジティーかぁ」

貴音「まあ、響は料理上手ですし、心配はしていませんでした」

「へへー♪」

美希「うん。響はダンスやってるからね」

「二人もやってるし、ダンス関係無いと思う」




89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:30:28.76 ID:MB9Yxo8o0

☆3品目

「……」

美希「……」

貴音「どうしたのですか二人とも? 飲んでも構いませんよ?」

美希「……あの、貴音……色が……」

「とっても化学的な見た目になってるんだけど……」

美希「確実に9割はメロンソーダだよね……」

貴音「ええ。では、残り1割も発表してしまいますね」

貴音「アイスココアです」

美希「……」ダラダラダラ




91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:33:11.27 ID:MB9Yxo8o0

貴音「二人とも息が荒くなっていますが……大丈夫ですか?」

美希「貴音……飲み物で遊んじゃいけないって言ったの貴音だよね……?」

貴音「何を言うのです、美希! 私は本気です!」バンッ

貴音「私はこの組み合わせに……希望を見いだしたのです」

美希(貴音がおかしくなった……)

(実は貴音も前からやってみたかったんじゃないか?)




93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:35:20.72 ID:MB9Yxo8o0

「……」チラッ

美希「……」チラッ

美希(響、お先にどうぞなの)

(な、なんでだ!? 言い出しっぺは美希だぞ!?)

貴音「二人とも……私を信じられないというのですね……」

美希「い、いやそういうわけじゃ……」

「ただちょっと心の準備が……」

貴音「……」

「……飲みます」




95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:38:25.09 ID:MB9Yxo8o0

「はぁ……はぁ……」

美希(響……瞳孔が開いてるの……)

「…………ええいっ!」グビッ

美希「いったー! 響のそういうとこ大好き!」

「……」

美希「……」

「……あれ?」

美希「?」

「不味くない……特別美味しいわけでもないけど」




98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:41:50.26 ID:MB9Yxo8o0

「なんていうか……アレだね。クリームソーダココア風味」

美希「ああ……冷静に考えたらそうなる気もするの」

貴音「だから言ったではないですか……」ムスッ

「ごめんごめん。見た目とイメージがあまりにもスゴかったから……」

美希「うん。まあまあイケるね」グビッ

「……」




103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:45:18.04 ID:MB9Yxo8o0

☆4品目

「えっ、4品目があるのか?」

美希「せっかくだからヤバそうなのも試してみようと思って」

貴音「美希……」

美希「大丈夫なの! ちゃんと約束は守るから! ね、響?」

「暗に自分に押しつけようとするのやめて欲しいぞ、美希」




105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:48:27.06 ID:MB9Yxo8o0

美希「はい、これ。噂に聞く中で一番不味いブレンドなの」

貴音「そのような噂があるのですか」

「色は……コーラだな」クンクン

「!? うっ! な、なんだこの匂い……?」

貴音「面妖な……」クンクン

美希「あ、じゃあもう中身発表しちゃうね?」

美希「コーラとコーヒー、1:1なの」

貴音「……」ダラダラダラ




107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:50:28.80 ID:MB9Yxo8o0

「お薬の匂いがするぞ……」

貴音「……ならば、体に良いかもしれません」

「精神に良くないよ」

美希「はい、コップ三杯用意したから、3人で同時に飲むよ?」

「……美希のだけ普通のコーラってことはないよね?」

美希「そんなことしないの! ほら! 匂い嗅げばわかるの!」

「わかった! わかったから鼻に近づけないで!」

美希「友達を疑う悪い子はドリンク少し増やしちゃうの」

「あぁぁぁ! ごめんなさいごめんなさい!」




108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:53:40.15 ID:MB9Yxo8o0

「うう……心の準備はできたぞ……」

貴音「私もです」

美希「じゃあいくよ?」

美希「……プロジェクトフェアリー、ふぁいっ!」

貴音「おー!」

美希貴音「」グビッグビッ

「!? ……ぐふっ」グビッグビッ

美希「う……ふぅ……」グビッグビッ

貴音「……」グビッグビッ




109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:56:20.34 ID:MB9Yxo8o0

…………

カラン

貴音「…………けほっ」

「うぐっ……ぐすっ……うえぇ……」

美希「…………」

美希「今日は……これで解散するの……」

貴音「ええ……お疲れさまでした」

店員「あの、すみません……」

美希「?」

店員「キャラメルシロップ補充できました」

美希「……今日はもういいの」


#5 END




112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 01:59:08.82 ID:MB9Yxo8o0

…………

美希「のど飴を濃ーい液体にしたみたいな味だったね……」

貴音「……ならばのどに良かったかもしれません」

「うぐっ……ひっく……」

美希「……」

貴音「……」

……………

………





終わり